C言語を学習する前に知っておきたい用語

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この記事では、C言語学習前に知っておくべき(知っておいた方が良い)用語について説明しています。
だいたい以下の言葉が理解出来れば学習に支障がでないのではないかと思います。

プログラム
ソースコード
コンパイル
アプリケーション
実行形式ファイル

では、順に説明します。

プログラム

C言語は、プログラミング言語の1つです。
ですからコンピュータプログラムを記述するための言語ということになります。
コンピュータの世界で使う「プログラム」という言葉ですが、みなさんも参加した学校行事である運動会のプログラムに置き換えて考えても大丈夫です。
要するに、校長先生が開式の挨拶をして、校歌を歌ってかけっこして…といった一連の流れを記述したものがプログラムです。
運動会のプログラムを実行するのは、生徒たちですが、コンピュータの世界でのプログラムは、コンピュータが実行します。

まとめると、コンピュータに実行して欲しい手順を記述したものが、プログラムという事になります。

ソースコード

プログラムの事をソースとかソースコードという呼び方をします。
料理にかけるソースではありません。(没)

別にプログラムと言っても差し支えありません。
ただソースコードという言い方をすると少しプログラムが出来そうな人のように感じるから不思議です。

コンパイル

実は、いくらC言語やJavaなどのプログラミング言語でプログラムを記述してもコンピュータはさっぱり理解してくれません。

なぜならコンピュータは2進数(0と1、すなわち電源のONとOFF)しか理解出来ないからです。
ではなぜC言語などのプログラミング言語が存在するのか?
ずばり!人間が理解するためです。

人間がコンピュータにして欲しい内容を0と1で記述することはほぼ不可能ですよね。
ですから人間が作ったプログラムを0と1に直して、なおかつコンピュータに実行させるためのファイル形式(実行形式と呼びます)に変換する処理が必要になります。

ちなみにかつて0と1だけでプログラムを作ってしまう強者が存在しました。
0と1だけで記述されたプログラムは機械語と呼ばれています。

ソースコードを実行形式に変換することをコンパイルと呼んでいます。(余談ですが、昔ぷよぷよというゲームを作った会社はコンパイルという社名でした)

例えばMinGWをインストールするとgcc.exeというアプリケーションがインストールされます。このgccを使うときは、コマンドラインから

gcc hogehoge.c

などのようにソースコードファイル名を指定して実行します。
この時、作成されるa.exeというファイルが実行形式ファイルです。(しょぼいファイル名ですねぇ)
gccは、コンパイラと呼ばれます。(コンパイルを行う者みたいなイメージです)

アプリケーション

以下に述べる実行形式ファイルのことです。
単にアプリという言い方も一般的です。

実行形式ファイル

Windowsの場合、拡張子が~.exeまたは、~.batを実行形式ファイルと呼びます。

~.exeファイル
例えばワードやエクセルなどは、実行形式ファイルとしてwinword.exeとかexcel.exeなどのファイルが存在します。
ダブルクリックすると実行できるファイルのことです。
一般的な実行形式のファイルはこちらです。
C言語ソースファイルをコンパイルして出来るファイルも、~.exeというファイル拡張子がつきます
~.batファイル
バッチファイルと呼ばれコマンド命令をテキストで記述したファイルになります。
コンパイルの必要はなくそのまま実行できます

C言語のソースコードをコンパイルすると、上記で言うところの~.exeの実行形式ファイルが作成できます。
このファイルは、バイナリファイルとも呼ばれます。(0と1で出来ているという意味です)
バイナリファイルは人間には読み書きできません。これに対して人間が読み書きできる文字で構成されたファイルをテキストファイルと呼んでいます。

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どんなプログラムも突き詰めていけば、順次、分岐、反復の3要素で構成することが出来るという考え方。 どんなプログラムもこの3つの要素で可能、というところが凄いですね。

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