WindowsにC言語開発環境 Mingw-w64(gccコンパイラ)を導入する

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WindowsパソコンにC言語開発環境となるCコンパイラを導入する手順を解説します。

フリーで導入しやすいという点で紹介するのはLinuxやMacOSでもおなじみのgccコンパイラであるMingw-w64です。(Mingw-w64は以前からあったMinGWの派生バージョンです。2021年3月からMinGWのサイトが閉鎖されたようなのでこちらを利用します)

ここでは初心者が

1.手に入れやすい(事前登録なしにダウンロードできる)
2.無料

ということに絞ってMingw-w64を使ったgccコンパイラというフリーのCコンパイラのダウンロードインストール利用するための設定について解説します。

ちなみにタイトルにある「C言語開発環境を導入する」といのは、C言語で作ったプログラムをコンパイルし実行するためのソフトウエア群をパソコンにインストールするということです。C言語のコンパイラがないとC言語で作ったプログラムを実行形式のファイルとして出力ができません。つまり、アプリが作成できないということです。実はC言語のコンパイラには多くの種類があって、今回インストールするgccbcc(BorlandのC/C++ Compiler)、Microsoftのcl(Visual C++)、あるいはMacOS標準のclangなどが代表的なものです。ちなみに今回インストールするgccコンパイラは、LinuxというOSであれば標準で入っているので、Linuxではいきなりgccが使えます。

C言語のコンパイラは現在様々なものが出回っています。
が、しかし手に入れるための事前登録が面倒だったり、統合開発環境とセットになって動作が重かったりとちょっと勉強しよう!という気軽さがないので管理人はgccコンパイラをお勧めします。

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Mingw-w64インストーラのダウンロード

ダウンロードは以下のサイトから行います。

mingw-w64 – GCC for Windows 64 & 32 bits

アクセスするこのような画面が表示されます。上にあるDownloadsをクリックしてください。

OS別のインストーラ種類選択画面になります。
Windowsの場合は、MingW-W64-buildsのリンクをクリックします。

Sourceforgeと書かれたリンクをクリックします。

Sourceforgeのサイトに移動し、しばらくするとダウンロードが始まります。

ダウンロードしたファイルはこんな感じです。

必ずウイルスチェックを済ませてから次のステップに進んでください。

Mingw-w64のインストール

ダウンロードしたアイコンをダブルクリックします。

この不明な発行元からのアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるのではいをクリックします。

インストーラが起動すると次の画面が表示されるので Next> をクリックします。

インストーラのセッティング画面が表示されます。
お持ちのパソコンが64bit版Windowsであれば、Architectureの項目をx86_64にしてNext> をクリックしてください。

WindowsOSのバージョンが32bit版かあるいは分からない場合は最初からArchitecture項目に設定されている i686 のままで大丈夫です。
i686とは32bit向けの意味です。

ちなみにArchitecture項目を切り替えると下のThreadsExceptionの項目内容もそれぞれ変化しますが、デフォルトのままで問題ないかと思います。

詳しく知りたい方は以下が参考になります。

Windows環境にフリーのC開発環境を構築した際のメモ - Qiita
やりたいこと Cの実験(サンプルプログラム作成)をしたいので、仕事場以外の自宅でC開発環境を構築する Visual Studioはちょっと重たいので、以外のフリーの開発環境を構築したい。 環境 Windows7 Hom...

インストール先の選択画面です。
通常ならそのままNext>といきたい所ですが、インストール先のフォルダ階層が複雑でフォルダ名もやたらと長い点が気になりました。後でコンパイラへのパス設定をするときなどに面倒ですのでフォルダ名を短く変更しておきます。(そのままでいいや!という方はそのままでも結構です)

わたしの場合、Destination folderの項目を以下のように短くしました。(ちなみに更に短くしようと c: などのルートフォルダを指定してもできませんので悪しからず)

C:\gcc

実際の画面

Create shortcuts in Start Menuのチェックボックスはそのままチェックを入れておきます。(一応ツールらしきものがあるようなので)

インストール場所の変更が完了したらNext>をクリックします。

必要ファイルのダウンロードが開始します。

インストールには4~5分要します。
終了するとNext>ボタンがクリック出来るようになります。

最後にFinishをクリックしてインストール完了です。

次にきちんとインストールされているか確認しておきます。

インストール後の確認

Mingw-w64をインストールするとgccというCコンパイラが利用できるようになります。

スタートメニューからメニューをたどり

MinGW-W64 project > Run terminal を選択してください。

コマンドプロンプトが起動します。

gcc -v

と入力してEnterキーを押してください。

何やらずらずらと表示されますが、最後にgccのバージョンが表示されていれば上手くインストールされています。(下の画像ではバージョン8.1.0

これでgccコンパイラがインストールできましたが、Visual Studio Codeなどのエディタと連携して使う場合やコマンドラインからパソコンの作業フォルダに作ったC言語プログラムをgccを使ってコンパイル(プログラムから実行形式ファイルを作る作業)する場合には不便です。

gccコンパイラの場所をWindowsに教えてあげるPath設定を最後に行います。

gccコンパイラのPath設定を行う

インストールしたMingw-w64フォルダのbinフォルダにOSのPathを通す、をご自分でできる方は以下項目を読み飛ばして構いません。

Path(パス)というのは、アプリケーションなどの在りかをOSに教えるための仕組みです。
今回は、gccコンパイラの場所をWinodwsに教えてあげます。

スタートメニューを右クリックしてシステムを選択します。

WindowsにC言語開発環境を導入する(MinGW)

システムの詳細設定の部分をクリックします。

システムのプロパティというウインドウの詳細設定のタブが開いた状態になります。
環境変数(N)…のボタンをクリックします。

WindowsにC言語開発環境を導入する(MinGW)

環境変数ウインドウが開きます。
XXXXのユーザー環境変数という項目内にPathという設定があれば編集(E)…ボタンをクリックします。(なければ新規(N)…Pathという項目を作成してから次の編集作業を行ってください)

WindowsにC言語開発環境を導入する(MinGW)

ちなみに下枠のシステム環境変数にもPathという項目があります。こちらはすべてのユーザに対しての設定になります。すべてのユーザに対してgccコンパイラのPath設定をする場合はこちらのPath項目を選択してください。自分自身しか利用しないのであればユーザー環境変数にあるPath項目でOKです。

環境変数名の編集というウインドウが開きます。(写真の例では、3つのPathがすでに設定されています)
新規(N)ボタンをクリックします。

WindowsにC言語開発環境を導入する(MinGW)
一番下のテキストボックスに入力が出来るようになるので、Mingw-w64をインストールしたフォルダ\mingw64\bin を付け加えたPath名を入力します。ちなみにこの場所は、gcc.exeというgccコンパイラ本体が保存されている場所になります。

例としてわたしの場合Mingw-w64をインストールしたフォルダが C:\gcc でしたので、この後ろに\mingw64\bin を追加して以下のようなPath名となります。

C:\gcc\mingw64\bin

インストールフォルダを変更していなければもっと長いフォルダ名となっているので、入力する場合はご自身のインストールフォルダに置き換えて入力を行ってください。

実際の設定画面

インストールフォルダ入力後Enterキーを押して確定し、OKボタンをクリックします。

この後、開いているウインドウがあればすべてOKをクリックして閉じます。

それではPathがきちんと設定されているかどうか確認してみます。
ウインドウキー+Rキーを同時に押してファイル名を指定して実行を開きます。

WindowsにC言語開発環境を導入する(MinGW)
名前欄に

cmd

と入力してOKボタンをクリックして下さい。

黒い画面のコマンドプロンプトウインドウが開きます。

gcc -v

と入力してEnterキーを押して下さい。
インストールしたgccコンパイラのバージョンが表示されていればきちんとPath設定が出来ています。おめでとうございます!

イメージ

これでC言語でプログラムを開発できる環境が整いました。

もし、ここで

‘gcc’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

のようなメッセージが出た場合は、Path設定がうまくいっていません。もう一度Path設定の文字列部分を見直してください。

以上、WindowsにC言語開発環境 Mingw-w64(gccコンパイラ)を導入するでした。
お疲れさまでした!

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コメント

  1. 匿名 より:

    言われた通りパスを指定しましたができませんでした。

    • dennou より:

      こんにちは。管理人です。
      状況が文面から推測できませんが、一つ確認として
      同記事の「インストール後の確認」の項目で

      スタートメニュー > MinGW-W64 project > Run terminal で開いて表示されるコマンドプロンプト画面をチェックしてみてください。

      コマンドプロンプトの最初の文字列がお使いのパソコンにインストールしたgccへのパス名となります。(下の画像だとc:\gccの部分)

      よって、「gccコンパイラのPath設定を行う」の項で、環境変数のPath項目に追加する文字列は、上記の画像の例だと全て半角文字

      C:\gcc\mingw64\bin

      となります。もう一度確認をしてみてください。

      • 匿名 より:

        わかりやすい解説で大変ありがたかったです.

        一点,軽微な誤植でしょうがpath設定のところの「編集(I)…ボタンをクリックします。」は「編集(E)…ボタンをクリックします。」の間違いかと思いました.