VsCode：gccデバッガエラー：launch: program ” does not exist.の対処法

エラーが出る環境

Visual Studio Code + Mingw-w64（gccコンパイラ）において以下のメニューを起動したとき。

エラーメッセージ

launch: program ” does not exist.

エラーの原因

次のいずれかの原因である可能性が高い

• launch.jsonファイルが存在しない
• 別のlaunch.jsonを参照している
• launch.jsonにデバッガ―情報がきちんと記述されていない

対処法

該当のC言語ソースコードフォルダ内にある隠しフォルダ .vscode に launch.json ファイルを作成する必要がある。

VsCodeの左側ウインドウのエクスプローラーから

該当のフォルダ（C言語ソースコードのあるフォルダ）　＞　.vscode　とたどり、tasks.jsonを開く。

tasks.json の以下2項目の内容が、これから作成する launch.json ファイルに記述が必要なため、チェックしておく。

• label 項目のラベル名
• command 項目のgccコンパイラのパス名（パス名のみです）

.vscode フォルダに launch.jsonを新規作成します。

新規作成した launch.json ファイルに以下のように記述します。

launch.json（緑字の部分は各自の情報に置き換えてください）

{
    "version": "0.2.0",
    "configurations": [
      {
        "name": "g++.exe - Build and debug active file",
        "type": "cppdbg",
        "request": "launch",
        "program": "${fileDirname}\\${fileBasenameNoExtension}.exe",
        "args": [],
        "stopAtEntry": false,
        "cwd": "${fileDirname}",
        "environment": [],
        "externalConsole": false,
        "MIMode": "gdb",
        "miDebuggerPath": "C:\\gcc\\mingw64\\bin\\gdb.exe",
        "setupCommands": [
          {
            "description": "Enable pretty-printing for gdb",
            "text": "-enable-pretty-printing",
            "ignoreFailures": true
          }
        ],
        "preLaunchTask": "C/C++: gcc.exe アクティブなファイルのビルド"
      }
    ]
  }

デバッガ―が起動するか確認する

修正後、launch.jsonを上書きします。
適当なC言語ソースコードを開いて、　F5キー　を押すか、または　実行　＞　デバッグの開始　を選択してください。

デバッガ―が起動し以下のような画面になればOKです。（下画面では8行目にブレイクポイントを設定しています）

補足

gcc.exeはコンパイラの実行ファイルですが、gdb.exeはデバッガの実行ファイルになります。
gdb.exeは、通常gcc.exeと同じフォルダにインストールされています。

上記で示した launch.json は、以下のVisual Studio Code公式サイトのサンプルをそのまま利用しただけですので、けっこう適当です。分かる方は修正してみてください。

Get Started with C++ and MinGW-w64 in Visual Studio Code

ConfiguringtheC++extensioninVisualStudioCodetotargetg++andgdbonaMinGW-w64installation

code.visualstudio.com

以上、VsCode：gccデバッガエラー：launch: program ” does not exist.の対処法でした。