gcc:ソースファイルを指定すれば同名の実行ファイルをコンパイルできるようにするバッチファイル

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Windowsのコマンドプロンプト(cmd.exe)上で何かするのが個人的に好きです。
Borland C++ Compiler5.5(bcc32.exe)だと

bcc32 source1.c

などとコンパイルすれば、source1.exeという名称で実行形式ファイルを生成してくれるのですが、gccコンパイラ(gcc.exe)だと

gcc source1.c

とすると当然のようにa.exeという同一名称の実行形式ファイルが出力されてしまいます。

gccコンパイラだと-oオプションで実行形式ファイル名を指定しなければならないため、

gcc -o source1 source1.c

などと毎回打ち込んで同名の実行形式ファイルを出力する必要があります。

これは少々面倒です。

そこで以下のようなバッチファイルを作って楽をしています。

gccc.bat

@echo off
gcc %1 -o %~n1

使い方は簡単で、コマンドプロンプト上で

gccc source1.c

とすれば source1.exeが出力されます。

ただ、C言語ソースコードをUTF8で保存しているとコマンドプロンプトでは全角文字が文字化けするため、実際には上記バッチファイルを以下のように実行時にシフトJISで出力するようにオプションを追加して利用しています。

gccc.bat

@echo off
gcc -fexec-charset=CP932 %1 -o %~n1
解説

%1第1引数を返します
%~n1は、第1引数の拡張子を抜いた文字列を返します

※記号「~」は、チルダと読み、キーボードの左上(\マークの左隣)にあります。

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