1行なのでプログラムというより、ワンライナー(あるいはただのコマンド)と巷では呼ぶのでしょうが、わたしとしてはこれもプログラムだと考えます。
Win+Rでcmdと入力し、コマンドプロンプトを起動します。
通常プロンプトには、カレントディレクトリ(現在のフォルダ)が表示されます。
このプロンプト部分を現在時刻にしてみます。
コマンドプロンプト上で、以下を実行してみてください。
prompt $t$h$h$h$h$h$h$g
プロンプト部分が現在時刻(時:分)の表示となりました!
解説
promptコマンドは、その名の通りプロンプトを変更するコマンドです。
prompt プロンプトにしたい文字列
のように使います。
例として butan> というプロンプトにしたい場合は、
prompt butan$g
とします。
$gは特殊コードと呼ばれます。>という1文字を表しています。
特殊コードには、沢山ありますが、今回使った$tは現在時刻を表示します。
prompt $t
とするとこうなります。
11:35:39.85
ちなみに上記は 時:分:秒.ミリ秒 の順に表示されています。
今回は、プロンプトを 11:35> などとしたかったのですが、秒とミリ秒が余計です。
実は特殊コードには、バックスペース文字を表す$hもありまして、$tの後に不要な文字列6文字分を消すため$hを6個入れて分の後の:からミリ秒までを消去し、最後に>をつけるために
prompt $t$h$h$h$h$h$h$g
とした訳です。
面白いですね。
ちなみにもとのプロンプトに戻したい場合は、
prompt
とすればOKです!
以上、Windowsコマンドプロンプトのプロンプトを現在時刻にするでした!
参考
プロンプトの変更(PROMPT)
PROMPT コマンドを使用するとコマンドプロンプトでプロンプトに表示される文字列を変更することができます。ここではコマンドプロンプトにおける PROMPT コマンドの使い方について解説します。
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