変数には、文字列も代入できます。文字を代入した変数を文字型変数と呼びます。
変数って何?という方は以下をご覧ください。
Pythonで文字を変数に代入する場合は、“か‘で文字をくくります。
ちなみに“をダブルクォーテーション、‘をシングルクォーテーションと呼びます。
記述例)
message = "おはよう!"
message = 'おはよう!'
“と‘どちらでくくっても構いませんが、同じプログラムの中では統一されていた方が見やすいです。
本記事では、“(ダブルクォーテーション)で統一します。
サンプルスクリプト
実行イメージ
こんにちは豊臣秀吉です
とよとみひでよしと読みます
ファイル名:08_hensu_moji.py
# 変数に文字を代入する
namae = "豊臣秀吉"
yomi = "とよとみひでよし"
print("こんにちは" + namae + "です")
print(yomi + "と読みます")
解説
print文は、文字列を画面に表示する命令です。
文字型変数とは相性がいいと言えます。
サンプルでは、+記号を使って”こんにちは”などの文字列と文字列変数のnamaeやyomiを連結して表示しています。
print("こんにちは" + namae + "です")
print(yomi + "と読みます")
数値型変数と文字型変数の違いについて(重要!)
変数には、大きく分けて数値型と文字型があり、数値型の場合は変数にそのまま代入する形をとります。
tanka = 1000
対して文字型は、前述したように“または‘でくくります。
moji = "こんにちは"
以下の変数式は、全く別物です。
kingaku = 1000
kingaku = "1000"
kintaku = 1000 の場合、gokei = kingaku * 5 などと計算式を代入すると変数gokeiには計算結果の5000が代入されますが、kingaku = “1000” の場合は、gokei = kingaku * 5 とすると、変数gokeiには、”10001000100010001000” という文字列(1000を5回連結したもの)が代入されることになります。
文字型変数は計算ができない、と覚えておいてください。
実際の確認プログラム:09_hensu_mojikeisan.py
# 数値を掛け算
kingaku = 1000
gokei = kingaku * 5
print(gokei)
# 文字を掛け算
kingaku = "1000"
gokei = kingaku * 5
print(gokei)
実行結果
5000
10001000100010001000
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