Claude Codeを使い始めると、しばらくして「なんか重くなってきたな」「変な返答が増えてきた」と感じる瞬間がやってきます。そのときに役立つのが /clear と /compact という2つのコマンドです。
でも、「どっちを使えばいいの?」と迷う方も多いですよね。この記事では、2つのコマンドの違いと使い分けのコツを、図解を使いながら初心者の方にもわかりやすく説明します。あわせて「コンテキスト」と「トークン」という言葉の意味も整理しておきましょう!
まずは基本用語を押さえよう:トークンとコンテキストの違い
トークンとは?
トークンとは、AIがテキストを処理するときの最小単位のことです。英語なら単語のかたまり、日本語なら文字のまとまりが1トークンになります。
たとえば「こんにちは」は、AIの内部では約3〜5トークンとして数えられます。ひとつひとつの言葉が細かく分割されて処理されているイメージです。
コンテキストとは?
コンテキストとは、AIが会話の中で「覚えておける情報の量(記憶領域)」のことです。「コンテキストウィンドウ」とも呼ばれ、一度に保持できるトークン数に上限があります。
Claude Codeで使われているモデル(claude-sonnet-4-6)は、最大200,000トークンというとても大きなコンテキストウィンドウを持っています。
わかりやすい例え
- コンテキスト = トークンを入れる「器」(容量制限あり)
- トークン = 器に入れる「中身」

会話が長くなったり、大きなファイルを読み込んだりすると、この器がどんどん埋まっていきます。器がいっぱいに近づくと、AIの動作が重くなったり、古い情報を忘れてしまったりする原因になります。
Claude Codeでコンテキストが増える主な原因
Claude Codeでは、以下のすべてがトークンとしてカウントされます:
- これまでの会話メッセージ(質問・回答のすべて)
- 読み込んだソースコードやファイルの内容
- ツールの実行結果(ファイル検索・コマンド実行の結果など)
「長い作業セッションを続ける」「大きなファイルを何度も読む」といった作業が重なると、コンテキストがどんどん積み重なっていきます。
/compact と /clear の違い
/compact(コンテキスト圧縮)
/compact は、会話の履歴を「要約」してから作業を続けるコマンドです。重要な情報は保ちつつ、コンテキストをすっきりさせるイメージです。

こんなときに使いましょう:
- 同じ作業をずっと続けているが、会話が長くなってきた
- Claude Codeが「コンテキストが長くなっています」と通知してきた
- コンテキストが50〜70%程度埋まってきたと感じたとき
ポイント: /compact は要約して続行するため、それまでの作業コンテキスト(どんなコードを書いていたか、どんな問題を解決しようとしていたか)が維持されます。作業の流れを切らずに軽くできるのが強みです。
/clear(会話リセット)
/clear は、会話の履歴をすべて消去して、まっさらな状態に戻すコマンドです。

こんなときに使いましょう:
- 別のタスクに切り替えるとき(バグ修正が終わって、新機能の開発を始めるなど)
- 前の作業と全く関係のない新しい話を始めるとき
- 変な回答・的外れな返答が続いているとき
注意点: /clear を実行すると、メモリファイルに保存していない情報はすべて消えます。「あとで参照したい内容」は事前にメモやファイルに残しておきましょう。
どっちを使う? 迷ったときの判断フロー

使い分け早見表
| 状況 | 使うコマンド |
|---|---|
| 同じ作業を続けたい、でも重くなってきた | /compact |
| 別の作業・テーマに切り替えたい | /clear |
| レスポンスが遅くなってきた | まず /compact → 改善しなければ /clear |
| 変な回答・的外れな返答が増えてきた | /clear |
| Claude Codeから「コンテキストが長い」と言われた | /compact |
実際の使用シーン:こんな流れで使う
シーン1:長時間のコーディング作業中
Pythonスクリプトのデバッグを2時間続けていたら、Claude Codeが「コンテキストが長くなっています」とメッセージを出してきました。同じスクリプトの作業を続けたいので → /compact を実行。
要約後も「このスクリプトは○○の処理をしていた」という文脈が維持されるので、作業をそのまま続けられます。
シーン2:タスクの切り替え
バグ調査が無事に終わりました。次は全く別のページのデザイン修正に取り掛かりたいです。前の会話は不要になるので → /clear を実行。
まっさらな状態で新しいタスクを始めることで、AIが前の作業内容に引きずられることなく、新しいテーマに集中してくれます。
シーン3:おかしな回答が続くとき
何度質問しても的外れな返答が返ってくる…そんなときはコンテキストが混乱している可能性があります → /clear で完全リセット。
まとめ
- トークン = AIがテキストを処理する最小単位
- コンテキスト = AIが保持できる記憶領域(トークンを入れる器)
/compact= 作業を続けながらコンテキストを軽くする(要約して続行)/clear= 全部リセットして新鮮な状態に戻す(完全消去)
迷ったときは「同じ作業を続けるなら /compact、新しいことを始めるなら /clear」と覚えておくと便利です!
Claude Codeをもっと快適に使いこなすために、この2つのコマンドをぜひ活用してみてください。

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