C#のデータ型について説明します。
ここでデータ型と断っているのは、変数型といってしまうと少々語弊が生じるからです。
C言語では、整数を保存したいときint型が使えます。実数だとdouble型があります。
C言語だと例えばこんな風に記述します。
int a = 10; double d = 123.456;
同じようにC#でも
int a = 10; double d = 123.456;
と記述できます。違いが分かりませんよね。
でもC#だと更にこんなこともできます。
int a = 10; string strA = a.ToString();
これは、整数型で宣言した変数aを文字列に変換して文字列型の変数strAに代入する、ということをしています。
C#では、intやdouble、文字列型のstringなどは、あくまで仮の姿であって実際はデータ型(クラスに近いイメージ)です。
intだとSystem.Int32が本来の姿です。
MSDNのページでSystem.Int32を見る(こちら)と構造体で定義されていることが分かります。
その中に、先ほど例に出たToStringメソッドも定義されています。
ちなみにC#でよく使う文字列型のstringは、System.Stringで定義されており(こちら)クラスとして定義されています。
文字列操作で有用なメソッドが多数定義されているので一度みておくといいかもしれません。
C#のデータ型一覧を簡潔にまとめました。
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